会津漆器から伝統工芸の未来へ!
會’s NEXT
~ Tradition means Changing ~

 「會’s NEXT(あいづねくすと)」は、「城下町・会津から伝統工芸の未来を切り開く!」を合言葉に、400年の歴史を持ち日本を代表する伝統工芸品である会津漆器の職人たちが立ち上がり、全国のデザイナーやプロデューサーたちとコラボレーションして展開しているプロジェクトです。
 まだ動き出したばかりの私たちですが、私たちはこのプロジェクトを日本の伝統工芸が未来に向けて、世界に向けて、次なる「ネクスト・ステージ」へ挑戦していくためのムーブメントでありアクションにしていきたいと考えています。


はじめに~私たちのミッション

 あなたは、「伝統工芸」についてどんな印象をお持ちですか?
『憧れはあるけれども、なかなか「欲しい!」と思える伝統工芸品が少ない。』
そんな方が多いのではないでしょうか。

 今、スローライフやロハス、エコなどの言葉に代表されるように、自然回帰や一品指向などの流れの中で、日本の伝統的な文化や美意識、日本人の品格が結晶した伝統工芸品が見直されはじめています。
 しかし一方で、西洋化された私たちの生活の中では、伝統工芸品を日常のライフスタイルの中に溶け込ませることが難しくなっていることも事実です。テーブルとベッドの生活に、日本古来の伝統工芸が馴染まなくなっているのは、残念ながら否定することの出来ない現状だといえるのではないでしょうか。
 そこで私たち漆職人は、新しい形で生活の中に取り入れることのできる伝統工芸の商品を生み出せないだろうかと考えました。ベッドやシステムキッチン、フローリングやパソコンと共存する伝統工芸とはなんだろうか。それを考え、実現することは出来ないだろうか、そう考えました。
 そのためには古来の伝統を受け継いできた伝統工芸職人の確かな技術に加えて、若いデザイナーたちの斬新な発想とのコラボレーションが必要でした。
 その想いをカタチにしたのが、この「會’s NEXTプロジェクト」です。
会津漆器はただの物質的な意味での「モノ」ではなく、会津人の心と技、そして会津という土地の文化が凝縮されたものです。私たちは、自然回帰や日本人の品格が見直されている今だからこそ、伝統工芸の未来を切り開く取り組みを通して、日本人の心を次世代に繋いでいきたい。それこそが城下町“会津”の役割と強く確信しています。
 古いすばらしい伝統を残したい。しかし「古臭い」ままではいられない。この難しい問題に、私たちは挑戦します。


會’s NEXTの具体的活動

 私たち會’s NEXTは、会津漆器の中でも、あえて職人(作り手)中心にメンバーが集まり、より実践的に作り手自身が会津漆器の本質的な課題解決に挑戦しています。
上記のミッションを実現するため、本プロジェクトでは、「外部公募デザイナー」として最先端のデザイン等を学び斬新な発想を持った全国の若手デザイナーや若手アーティスト、そして「プロデューサー陣」として、実際のビジネスの現場で活躍するプロのプロデューサーやバイヤーたちがパートナーとなり、全員のコラボレーションで、作り手自身も企画・デザインに挑戦しながらより具体的な売れる商品作りを目指しています。
さらに、「本当にその商品に市場性があるのか?」というビジネスの視点からのサポートとして、インテリアメーカーやコスメ関係のプロデューサーなど「売りのプロ」たちが一緒に商品の企画やデザインの段階からプロジェクトに参画し、プロの目線でアドバイスがもらえる体制を構築しています。
 活動状況の詳細は、プロジェクト専用ブログをご覧ください。


プロジェクト名に込めたもの

 プロジェクト名に込めたのは、「昨日と明日の出会い」。
 「會」とは、会津はかつて會津と表記していたことから取られています。「會」に象徴される古きよきものの良さはそのままで、NEXTへ向かう。そんな思いがプロジェクト名には込められています。職人と若者の「出會い」によって、会津の伝統工芸はネクスト・ステージへ向かおうとしています。


會’s NEXT研究会メンバー
役職 氏名 事業所名
会長 三浦 圭一 三浦木工所
副会長 荒井 勝祐 (有)丸祐製作所
副会長 本田 充 蒔絵工房本田
副会長 山内 泰次 御蒔絵やまうち
  大塚 隆 大塚木工芸
  儀同 哲夫 儀同漆器工房
  清野 敏和 (有)清野蒔絵工房
  竹内 正幸 (有)竹内漆器木工所
  舟窪 勇 うるしの杜
  細谷 誠 ほそや工房
事務局 貝沼 航 株式会社明天


○技術支援
福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター
http://www.fukushima-iri.jp/