「伝統工芸観光コンシェルジュ」研修ツアーその①~木地師・三浦圭一さんの工房~

先月末に、「伝統工芸観光コンシェルジュ育成事業」の研修生の皆さまが會’s NEXT職人さんの工房を巡る研修ツアーがありました!

「伝統工芸観光コンシェルジュ育成事業」とは、「極上の会津プロジェクト協議会」(会津17市町村や観光関係団体約70団体で組織、事務局:会津若松市観光課)が中心となって行っている、伝統工芸の観光ガイドを育成する事業です。
会津の伝統工芸について学ぶべく、研修生の皆さんは先日会津本郷焼の研修を行い、今回は会津漆器の研修を行いました!

会津漆器の研修では木地師・塗り師・蒔絵師の工房を順にめぐっていきましたが、今回はまず最初に訪れた木地師さんの工房見学の様子をご報告します^^

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訪れたのは、木地師の三浦圭一さんの工房です。
工房の前にずらりと並び、三浦さんからの説明を聴く研修生の皆さん。
そしてさっそく三浦さんの工房内に案内していただき、両側にずらりと並ぶ乾燥中の木地の山にびっくり!

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雰囲気のあるストーブで暖かい工房内では、三浦さんが道具のカンナボウの説明をしてくださり、木地が出来上がるまでの工程を説明してくださいました。
木地を挽くためのカンナボウは木地師さん自ら制作しているとのことで、工房には鍛冶場もあるというお話を聞いてあがる驚きの声!

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その後は三浦さんが直接木地を挽いて見せてくださり、研修生の皆さんも身を乗り出して見学。
普段はなかなか見る機会の無い木地を挽く場面に皆さん興味津々の様子で、三浦さんが木地を挽いていく過程を一心不乱にじっと見つめていました。

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その後は職人さんへの質問タイム!
「ひとつの木地を仕上げるまでのどのくらい時間がかかるんですか?」「何年くらい木地を乾燥させているんですか?」と、研修生の皆さんからは次々と質問が飛び出します。
三浦さんの工房には50年以上も乾燥させている木地もあり、使用する木も100年以上経った栃やケヤキなど。
気の遠くなるような年月を感じさせるお話に、研修生の間からも感嘆の声が漏れます。

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木地のお話を聞いた後は、三浦さんが木地を乾燥させている場所を見学させてくださいました。
20年以上も乾燥させている木地が並ぶ様子は、まさに“木地のワインセラー”。
「こんな情景を見られるなんて感激です」と、頭上にも連なる木地の山に、皆さんは圧倒された様子で周囲を見渡していました。
昭和の色あせた新聞が貼られた木地を見て驚きの声があがり、研修生の皆さんは、木地にかけられた長い時間を改めて感じていました。

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会津漆器の土台ともいえる木地が仕上がるまでの様子を、直接目で見て学ぶことができた三浦さんの工房での研修。
初めて耳にする木地の乾燥のお話や木地制作のお話など、直接職人さんから説明を聴いて、皆さんとても勉強になった様子でした。

三浦さん、この度は本当にありがとうございました!!

次回は塗り師の吉井信公さんの工房見学の様子をお伝えします^^

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